ご挨拶
北村先生のご著書に私が覚えた違和感について、多くのリアクションをいただきました。特に当事者の方からの共感の声や、非当事者の方からの「こんなふうに感じていたなんて初めて知った」といった声に、どう語ったらいいのか自分でもわからないままにがんばって文章にしてみたという努力が報われたように思います。
もともとこのブログは、北村先生のご本についてのお話だけをするつもりでつくったもので、過去の記事にもそのように書いておりました。
ですがだんだんと、私自身ももっとトランスの人々を描く素敵な作品の話をしたい、日常で起きた嬉しいことや悲しいことの話もしたいという気持ちが湧くようになりました。日常的にオープンにしていないためにそうした話をする相手が少ないという事情もあります。
ですので、今後はたまに当事者のひとりとして気に入っている作品の紹介をしたり、トランスとして生きていくうえで感じること(埋没派でそこそこパスしている身でもどうしても感じることがいろいろあります)のお話をしたりする場所にさせていただけたらと思います。もし興味がおありの方がいらしたら、今後もよろしくお願いいたします。
あ、それとツイッター上で「名前らしい名前がないから呼びづらい」といったご意見をお見かけしました。それもそうだと思いましたので、今後は「ゆな」と名乗ることにいたします。